ケデモス Kedemoth - 都市ガイド
ケデモスはジーア(Zia)工業地帯の南、ミディアンパーク(Midian Park)の西に位置し、都会的なライフスタイルで暮らす中流階級の住民が大勢住んでいる地域です。日中は通りや歩道が勤め人であふれかえり、夕方には有名なクラブ・デュアリティーなどのバーが、にぎやかな様子を見せています。
家屋の多くはホテルや繊維工場だった建物を、何年も前に改装したものですが、この地域は今も新しい発展を遂げています。古く小さい建物が、背の高い近代的なホテルやコンドミニアム、オフィスと一緒に並んでいます。
アルゴン Argon
アルゴンはエグザイルの一人です。自分自身のことを用心深い立案者にして戦略家と思っているようですが、実際のところ、行動に短気なところが見えます。何よりも自信過剰と自尊心から、物事を推し進めていく性格です。彼は高級なスーツを着ていますが、ただのチンピラに過ぎません。だからといって彼を見くびらないで下さい。アルゴンはマトリックスで力と権力を得るのに必要なことなら何でも、ためらわずに実行します。
以前はアルゴンは管理機能を果たすプログラムのひとつでした。エグザイルとなった今でも、相手に服従を要求し、物事がうまくいかない時はひどく逆上することで知られています。愛人に対して嫉妬深く、所有欲が強いのは、過去彼が弱い存在であったことの証明です。結局、アルゴンは自分自身が何より一番大事だと考えているのです。
フューリー Furies
このエグザイルギャングは名称が示すとおり、メンバーが全員女性です。神話によると、フューリーは女性の復讐の精霊で、見る者を怖れさせる怪物として描かれています。この彼女たちは色々な意味で神話どおりの存在といえます。マトリックスの暗黒面を知らない人には驚くべき事でしょう。彼女たちの中には「狼人間」と呼ばれる者がいるのです。
欠陥のある期限切れのプログラムであり、他のプログラムによる削除を免れたという点は他のエグザイルと同様です。違うのは彼女たちが、怪物は実在する、と考える人間の心の原始的な部分にみられる固定観念通りに、人間の知覚の分光スペクトルを破壊できる事です。ネオのおかげで、私達は今では、このような存在の多くが以前のバージョンのマトリックスからの生き残りであると理解できます。彼女たちは現実の間を移行することによりゆがみ、変化してきた存在で、多くの人間が超自然と考える能力を身につけています。
もちろん、フューリーの全員が狼人間という訳ではありません。稀な存在です。しかし、リーダーたちの多くは確実に狼人間です。この事から、フューリーは全員、倒すのが難しいという説が生まれました。一般のメンバーは通常の手段で倒せるかも知れませんが、幹部たちは傷ひとつ負いません。万一彼女たちに遭ったら、それ相応の覚悟をして下さい。
カルトタワー Kalt Tower
最近の建築計画としてケデモスで一番注目されていたのは、地区の東側に2つのオフィスタワーを建てるというカルト社の計画でした。しかし残念なことに、タワーで働く人々の多くは、古いケデモスに住むより、隣のミディアンパークに住むことを選びました。それに伴いミディアンパークの資産価値の上昇と高級化が起こり、ケデモスの住民の少なからぬ怒りを招きました。ケデモスの住民はこの建築計画により、当然利益を得ることができると考えていたからです。結局、ケデモス住民の慰めになるものは、ガラスと鋼鉄でできた建物しかありません。
