ラマー Lamar - 都市ガイド
ラマー地域はダウンタウンの東側に位置します。古い地域で、堂々とした高層建築が並ぶ地区と、高層ビルと高級コンドミニアムが混ざった団地から成り立っています。どの地域にも我々がいつかマトリックスから解放する人々が住んでいます。古いオフィスビルには、虚偽の過ぎ去った時代を思わせる荘重な建築様式がみられます。
ラマーのビジネス街は、夕方に仕事が終わると、歩道から人がいなくなってしまうとよく言われます。しかし、偶然そうなった訳ではありません。ラマーのアフター5の活動ははマトリックス住人向けのものではないからです。クラブやたまり場はいくつかありますが、この地域のナイトライフはわざと限られたものになっています。
この地域に「古参者が支配する」雰囲気が漂っていることはすぐにわかります。新参者を歓迎する者はいるかも知れませんが、しばらくの間は完全に受け入れられた訳ではありません。地元の者たちは場所代を払うことを期待するでしょう。
サミー・「ライラック」・ウィーン Sammy "Lilac" Wien
サミー・「ライラック」・ウィーンは私があまり話し合いたくない趣味の男です。彼にはクラブ・ボールト(The Vault)で会うことができ、名前の由来になっている服装からわかります。見たところ彼の癖や物腰は少し場違いで、色あせた古い写真のようです。ラマーの古い建物のように、ウィーンは過去の過ぎ去った時代から来たように見えます。彼の経歴はかなりいかがわしいのですが、皆が彼を知り、居場所を与え、相当の敬意を払っています。彼のやり方は時代遅れですが効率的で、敵はほとんど存在していません。
ウィーンは今住んでいる地域に満足しており、時には贅沢と権力を維持する為、マトリックスから目覚めた者を雇おうとします。自分のギャングとの抗争に巻き込む場合もありますが、彼はそのことを子分の訓練と目覚めた者の力試しだと正当化しています。
ウィーンを完全に信用することはできませんが、他の派閥の諜報員を自殺行為のミッションに送り込んで、自分の立場を危うくしようとしているとも思えません。彼には他の勢力から注目を集める必要もありません。そのかわり、目覚めた者の特殊な能力を独り占めするために、1、2の任務をミッションに加える事もあります。
ドッグ・ポンド The Dog Pound
ドッグ・ポンドの名はラマーの2つの古い組織に由来します。ラマー慈善協会(LBS)とドッグ・パックです。この古い地域の慈善協会はかなり昔に、私が目覚める以前、ラマーがシティのビジネスと文化の中心地だった頃に作られました。この協会を作ったビジネスマンたちは地域の他のビジネスマンから自分たちの利益を守ることに力を注いでいました。一方、ドッグ・パックは、当時の路地裏を支配する緩やかな組織のストリートギャングでした。
今日、ドッグ・ポンドは地域のストリートギャングでもある一方、場所代の取立てを行っています。脅迫や暴力によって住民を、ギャングの財布の紐を握るエグザイル、サミー・「ライラック」・ウィーンの意のままにしています。
ボールト The Vault
ラマーの最新の高層ビルのひとつにあるボールトは、薄暗く、会員制クラブのような内装をしています。クラブ自体の構造は、高層ビル内部に昔ながらの構造を取り込んだような形で、さまざまな禁制品の隠し場所だと噂されています。実のところ、ボールトが現在ある場所は、かつてはよく使われたハードライン(訳注:現実世界からマトリックスへの接点)でした。マトリックス住民の間では、この歴史はある種のギャングの昔話として、地元の伝承として語られています。
サミー・「ライラック」・ウィーンはボールトを本拠地として、マトリックスから目覚めた者たちと仕事の連絡を取る為に使っています。また、ある種のアフター5の仕事をする事に興味がある近隣住民の、主要な待ち合わせ場所にもなっています。
